社長の一言
2022.03.28
3月
怒りが失望に変わっていく。もし、あなたの平穏な暮らしがある日突然侵略者によって奪われ、家を焼かれ、愛する家族と離れ離れにされ、場合によっては
命さえも奪われる、こんな理不尽なことが現代社会にあっていいわけがありません。
1945年8月14日、日本はポッダム宣言を受諾し、第二次世界大戦の敗戦国になります。その直前8月9日にソ連は日本との非交戦を約束した日ソ中立条
約を一方的に破棄し、日本との交戦を宣言しますが、言うまでもなく日本はその時すでに死に体です。旧満州や樺太、千島列島に攻め込んだソ連は抵抗
するすべのない民間人に対してさえ、筆舌に尽くしがたい略奪の限りを尽くします。戦後57万人の軍人がシベリアに抑留され、過酷な労働を強いられ約6
万人の人が亡くなります。日本固有の領土であった北方4島は第二次世界大戦で勝ち得たものだという理由で返還されません。
同じ経験をした日本が率先してウクライナ和平の声を上げなければ、失望が絶望に変わってしまいます。失望が希望に変わるよう願ってやみません。