社長の一言
2022.08.25
8月
一年に何回か京都に行きます。これは一種の熱病みたいなもので、帰ってきても暫くすると、また京都に行きたい思いが募ります。
私なりの理由付けをするならば、京都は歴史の厚みが狭いエリアに集積し、人と自然の造形美が四季それぞれに顔を変え、それぞれが魅力的であること。
季節の食材が変化し、卓越した食を提供する料理屋があること、などです。
コロナ禍で昨今の京都はエゴイスティックな私にとっては幸いにして(観光業には不幸ですが)静寂さを取り戻しています。
春の桜、秋の紅葉は、ハイライトですが、私はこの時期に行くことはほとんどありません(ホテルも取れません)。
京都の夏は祇園祭の稽古のお囃子が街角に流れると始まり、先祭り、後祭りと約一か月祭りが続きます。
そして8月16日五山の送り火(大文字の送り火)が消えると、町は一瞬の静寂を取り戻し、残暑が過ぎ次の季節への準備を始めます。
コロナに見舞われて3年目の夏、個人的な葛藤は別にして、京都が世界中の観光客でごった返す正常さがやはり恋しく思います。