社長の一言
2022.09.22
9月
大きな転換点を感じずにはいられません。
31年ぶりに対前年比基準地価がプラスに転じました。
ちなみにバブル期の1990年東京の新築マンションは、当時の労働者の平均年収の18倍でした。
一般的に住宅購入価格は年収の7~8倍が限度と言われています。当時の東京のサラリーマンは働いても家が買えないという状況になります。
それを是正すべく大蔵省は1990年3月に金融機関に対して「不動産融資総量規制」を通達します。これは劇薬でした。
この規制が実施された1年半の間に見事に地価が下落に転じ、それに連れて、株価、消費マインドが低迷します。
日本の失われた30年の始まりです。
この規制がなくともいずれバブルは崩壊したと思います。なぜならバブルは所詮バブルだからです。
1990年以降の世界的産業構造は変わり、工業優位の時代からGAFAに代表される情報優位の時代へ変わっていくのに日本は対応が遅れました。
今、日本以上に世界は様々な指標がバブル期の様になってきました。しかし恐ろしい現実があります。
恐ろしすぎるため来月に繰り越します。