社長の一言
2023.04.25
4月
エジプトと聞いて何を連想しますか?ピラミッド、砂漠、ナイル川、等々・・。
エジプトを理解するためには、まず、イスラム国家であるという事を知らなければなりません。
思想や文化はもちろん、人々の生活はイスラムの流儀によって成り立っています。二つ目はアフリカ大陸にあるという事。
スーダン、リビア、と国境を接し、南には少数のヌビア人と呼ばれるリビア系の民族がいます。
三番目は、砂漠とナイル川です。日本の約2.7倍の国土の内95%以上が砂漠で、人口はほぼ日本と同じです。
本来は人の住めない砂漠で人類最古の文明が発達したのは、まさにナイルの賜物です。
世界最長のこの川は、アフリカ大陸中部、赤道直下のビクトリア湖に注ぎ込む川を源流とし、
豊富な水と養分に富んだ土を下流の砂漠地帯、エジプトまで運びます。
雨季にナイル川が氾濫することによって、農業に適した豊饒な土地ができるのです。
最後に5000年の歴史。残念ながら、とても語りつくせませんが、エジプトは一つの王朝が続いていたわけでなく、
年代別に異なる3つの王朝があり、最後のプトレマイオス王朝のファラオがクレオパトラ(7世)です。