社長の一言
2023.08.18
8月
猛暑に見舞われる日本の8月は、いつも生と死について考えさせられる月になります。
毎年開催される8月6日の広島、8月9日の長崎の原爆慰霊者祈念式典、8月15日の全国戦没者追悼式典、
また、戦争ではありませんが1985年8月12日520人が死亡した航空機史上最大の日航ジャンボ機墜落事故の慰霊。
うだるような暑さの中で多くの死と直面せざるを得なかった、
残された者たちの悲しみをいやがおうでも慮らなければならなくなります。
太平洋戦争は愚か以外の何物でもないのですが、歴史を点や線だけで見ると危険なことがあります。
なぜ当時のドイツ国民はヒットラーのナチスを熱狂的に支持したのか、
なぜ当時の日本国民は不条理な太平洋戦争に反戦の声を上げられなかったのか。
今考えれば当たり前の判断ができなかったのは、それは今、現在の我々が考えるからです。
歴史は多面的に捉えなければいけません、戦争に至る背景、文化・思想、経済環境、マスコミの関わりなど
複合的に見れば分かることがあります。
真実は極めてシンプルで武力を行使し人の命を奪うことが悪なのに、愚かな人類は今でもそれを繰り返しています。