社長の一言
2023.09.19
9月
火種が燻っていた「ジャニーズ問題」で、燃焼させたのがBBC(英国国営放送)のドキュメント番組だったのは、
我が国がいかに自浄できないかの証明でした。
特に腹立たしいのは、一方の当事者であるTVをはじめとするメディアで、
事情が分かっているはずなのに忖度しっぱなしで、挙句にこれが問題化すると、糾弾者然となる。
被害者の補償にはメディアも入るべきなのではとさえ思います。
地位や特権を利用し弱者に性的被害を及ぼす問題には、Me Too運動があります。
構造的にはジャニーズ問題に近いのですが、対象になったのは主に女性です。
2017年ハリウッドの有名プロデューサーによるスキャンダルとしてスクープされたこの記事は
あっという間に世界中に広がり、セクハラは犯罪であるという、当たり前の認識をより強固なものにしました。
権力者による、弱者に対する性的虐待で、世界中を震撼とさせたのは、
カトリック教会での聖職者による未成年者に対する性虐待です。
長い期間にわたりおぞましい数の、主に13歳以下の未成年、
しかもその割合は男子80%、女子20%という子供たちが犠牲になりました。
もしあなたの子供がその対象になったら、加害者を許せますか。