社長の一言
2023.10.20
10月
家から出てきた時の金木犀の香りで、遅い秋の訪れを感じることができます。
長く暑い夏が終わる、ささやかな喜びに浸りたいところですが、中東では悲惨な戦闘が始まってしまいました。
古代カナンの地と呼ばれる西アジアに居住していたユダヤの民は、2000年前にローマ帝国により国を滅ぼされ、
世界中に散らばるディアスポラ(離散ユダヤ人)となります。
正式な国家イスラエルとして国連に承認されるのは1949年第二次世界大戦後です。
キリスト教の世界ではユダは裏切り者であり、また卑しいとされる金融業に従事するため、歓迎されざる民族となります。
そして、第二次世界大戦ではナチスにより600万人もの同胞が虐殺されました。
辛酸をなめ忌み嫌われ、2000年を経て安住の地を得て建国されたイスラエルですが、その地にはすでにパレスチナ人が住み着いて、
当然のことながら紛争が起きます。
ユダヤ人のDNAには2000年の苦難が刻まれていて、領土を侵害する行為は決して許しません。
お互いが各々の正論で対立し、部族が複雑に入り乱れる中東問題は残念ながら簡単には解決しません。