社長の一言
2024.01.19
1月
年が変わったとたんに、令和6年能登半島地震が起きてしまいました。
亡くなられた方にはお悔やみを、被災された方にはお見舞いを申し上げます。
今回の地震は日本の地方都市が抱える問題を強く意識させられました。
人口減少、過疎化、高齢化は他人ごとではなく身近な問題です。
大きな揺れによって倒壊した多くの家屋は、耐震化された新しいものではないように見られました。
日本の人口が増えない大きな理由は、イコール地方の問題です。
若い人が地元に残らず、東京、大阪または地方の中核都市へ流出してしまう。
残された高齢化した住民は引き継ぐ人のいない家屋にお金をかけません。
当然家も耐震化以前の古い家屋が残ります。一方、人口が集中した都会は土地・家屋が高騰し手が出ない。
家賃も高く家庭を持って子供を養育していく事が困難になります。
地方に若年層が安心して働ける、魅力的な職場があれば(特に若い女性が)、若い人も地元に留まることができます。
家があり、子育てを手伝ってくれる両親もいます。人口が増えれば商業が栄えます。日本の衰退は地方の問題そのものなのです。