社長の一言
2024.08.19
8月
パリオリンピックで活躍した卓球の早田ひなさんが、帰国後何がしたい?とメディアからの質問に対して
「アンパンマンミュージアムと知覧特攻平和会館に行きたい」と答えたことが、特に中国で問題になっているようです。
鹿児島にある知覧は第二次世界大戦の特攻隊の出撃基地で、特攻平和会館には特攻隊員の遺品や手紙、
日記などの資料が展示されています。
もちろん特攻という行為を賛美するために、この施設が作られたわけではありません。
最大の目的は、多くの若い命が愚かな戦争のために犠牲になった事を記憶に留め、
二度と戦争を繰り返さないための戒めとして、次に現在の我々の平和な生活は多くの先人たちの犠牲の上に成り立っている事、
この時代に自分が生きていることに対する感謝の念を再認識するためのものです。
ボロボロの飛行機に片道だけの燃料を積み出撃していった若者たち(十代の若者も多くいました)が
最後に家族にあてた手紙は涙なしでは読めません。
家族や親族、友人たちへの感謝の言葉と自分が育った故郷の山川への思いを特攻隊員たちは綴っていました。
平和な時代に活躍できる早田ひなさんの感謝の思いは極めて純粋なものだと思います。