社長の一言
2024.10.21
10月
ここ数年、年賀状を含め時候の挨拶を止めるご連絡をお取引様よりいただくことが多くなりました。
私も個人の宛先がない会社への年賀状は意味がないと思っておりますが、
日本の文化・習慣が時代と共にすたれてしまうのは一抹の寂しさを感じています。
挨拶は同じだからSNSで済ませれば良いと反論されますが、そこは昭和生まれ、
デジタルでは心が通じないとか何とか理屈をつけています。
ただ、会社の年賀状廃止をSDGsを御旗にするのは感心しません。
「経費削減や省力化が理由です」と言った方が私的には納得します。
会社はさておき個人でも同様な傾向があり、遠方でしばらく会ってない友人から年賀状は止めます旨の通知をもらうと、
それきりその人とは縁遠くなってしまうことがあります。
それでも年賀状を出し続けると、寒中見舞いをいただいたりして、かえって相手に負担をかけてしまうので
年賀状のリストから外すようにしています。年賀状には必ず一筆添えます。
ただ印刷されただけの年賀状は義務を果たしているだけのようで味気ないものです。
悲しいのはご無沙汰した友人の家族から年末に届く本人が鬼籍に入られた通知です。
静かに年賀状のリストから外します。