社内の様子

2010.05.26

5月度 3木勉強会

今回の3木勉強会は、「富士地区における製紙の歴史」について、
(社)静岡県紙パルプ技術協会の寿(としなが)専務理事に講演をして頂きました。

寿様と弊社の御付き合いは、興陽製紙(株)家庭紙事業部の発足した年からですので、今より18年前になります。富士地区の製紙の歴史についての寿様の論文を、飯田社長が拝見し大変感銘を受けたことから、
是非、社員に聞かせたいということで、開催の運びとなりました。
 
講演においては、紙がなぜこの地区にという理由について、
①森(三椏・楮)、②水(富士山の湧水)、③鉄道(富士駅)、④人(ひと)の条件が揃ったからからで、
一番大きい要因は④人(ひと)というご説明には、社員が感動しておりました。
 
また、当地区に最初に出来たのは、明治20年創立の富士製紙第一工場(王子特殊製紙東海工場第一製造所)ということ、その後、第八工場(王子製紙富士工場)が出来、その工場前に富士駅が出来上がった歴史をお教え頂きました。
 
歴史のお話では、清水の次郎長が大渕に三椏の栽培を手掛けたことや、
吉原の旅籠に滞在された事の時期から、今の比奈・富士岡地区に製紙研究所があったことなど、
非常に興味深いお話を拝聴させて頂きました。
 
当社の主要販売業界の製紙の歴史について、大変詳しく、面白くお話をお聞きする事ができ、
従業員一同、製紙への関心がさらに高まり、今後の取組みにおいても歴史を感じながら
仕事が出来たら良いなと思いました。
 
講演をお引き受け頂きました、寿様、今回は、大変ありがとうございました。
 

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